NFTアートとは?仕組みや将来性及びメリットやデメリットも徹底解説!

「NFTアートとは?」「NFTアートになぜ価値があるのか?」「NFTアートのメリットやデメリットが知りたい」「NFTアートの購入方法は?」と近年話題のNFTアートについて、詳細や将来性、メリットやデメリット、購入方法などについて知りたい人も少なくないでしょう。

NFT市場は、急成長しており2021年3月には、アメリカのデジタルアーティストのBeeple氏の「Everydays:The First 5000 Days」(14年間毎日1枚ずつ描き続けた総枚数5千枚の絵)に約75億円の値が付いています。

今回は、NFTアートの概要や将来性、メリットやデメリット、購入方法などについて解説していきます。これからNFTアートに取り組んでいきたい方や知識を付けたい方は、ぜひ本記事をご参考ください。

NFTアートとは

NFTアートとはの画像

NFTアートとは、主に画像や動画などのデジタルコンテンツをNFTに変換した作品のこと指します。

NFTは、Non-Fungible Token(ノーファンジブルトークン)の略で日本語では非代替トークンと言います。Non-Fungibleは「非代替性」の意味を持ち、Tokenは「しるしや証拠」の意味です。

分かりやすく解説しますと、「替えがなく、限られた数だけ存在するデジタルコンテンツ」がNFTアートです。ブロックチェーン技術を利用した認証技術によって唯一無二であることが証明されており、偽造や改ざん及び複製が不可な鑑定書・所有証明書が付いています。

自身のデジタルコンテンツにNFTを紐付けることで、この世で唯一無二の作品であることを証明することができます。所有の喜びと希少性によりNFTアートに価値が生まれるというわけです。

大手企業も注目していて将来性がある

NFTアートは将来的に価値が上がる可能性を秘めています。現にNFTアートを投資の対象にしている人もいます。実際に、Beeple氏のアート作品が初回落札600万円でしたが、二次流通で約7億円の値が付きました。

大手企業も次々にNFT事業に参入していることもあり、これからますますNFTの市場規模が拡大されるでしょう。非常に将来性があるといえます。

なぜNFTアートに価値が付くのか?

NFTアートの仕組み-なぜNFTアートに価値が付くのか?-の画像

NFTに画像などのデジタルコンテンツのアドレスを書き込むことで簡単にNFTアートができます。OpenSea(オープンシー)やRarible(ラリブル)などのマーケットプレイスを利用すれば、誰でも簡単にNFTアートの作成にチャレンジできます。簡単ですが、これがNFTアートができる仕組みです。

NFTの概要や仕組みを理解しただけたと思いますが、逆に「デジタルデータに希少性を持たすことはわかったけどなぜ価値が付くの?」「一般人が描いた絵がなぜ高額で取引されるの?」という疑問が出てきます。

そういった疑問を解消できるよう、NFTアートに価値が付く仕組みについて解説していきます。

まず、NFTアートが取引される場所は、インターネット上です。言うまでもなく、インターネットはデジタルデータを取り扱う場所です。デジタルデータのため、無限に複製をすることができる特性があります。この特性は変えることができません。

ただ、無限に複製できるという特性変えることはできないですが、「本物」と「その他」で区別することができます。

つまり、NFTの技術を利用すれば、無限のデジタルデータの中から本物を見つけることが可能です。

例えば、PS5を公式メーカーが限定で千台しか販売しませんと発表したとします。我々消費者は、メーカーがPS5をもっと製造できることは知っています。ただ、メーカーが公式に千台しか販売しないと謳っているため、千台のPS5には特別な価値が付きます。

もう一つ例を言いますと、有名なモナ・リザの絵画の本物は数百から数千億円で取引されると言われています。しかし、ネット通販などで販売されているレプリカ品は数千円で購入できます。「同じ絵なのになんで値段が違う?」と思う人はいないでしょう。

現実の話で例えましたが、インターネット上でも同じです。NFTにより、無限にあるデジタルデータに本物と偽物を区別することで本物に価値が生まれます。

絵画にNFTを付けて在庫数1で販売したとします。その絵画を欲しい人が2人以上いたら、絵画の金銭的価値が上昇します。金銭的価値は、需要と供給で決まります。人気がある物の供給が少なければ必然と高額で売買されるようになるのと同じ原理です。

「ただの絵が欲しいとは思えない」と思っている方もいるでしょう。しかし、人によって価値観や考え方が違います。NFTが欲しい理由は、自己表現や他の購入者へのあこがれ、思想の表現やおしゃれのため、所有欲や投資対象など人それぞれです。

少し説明が長くなりましたが、これがNFTアートに価値が生まれる理由です。

NFTアートの購入方法

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NFTアートを購入するには、イーサリアムという仮想通貨が必要です。(NFTプラットフォームではイーサリアムを利用して取引を行うため)流れとしては、以下の4ステップです。

  1. 仮想通貨取引所のアカウントを作成する
  2. ウォレットに送金しイーサリアムを購入する
  3. NFTのプラットフォームとウォレットを紐付ける
  4. NFTアートを購入する

以上の4ステップで簡単にNFTアートを購入することができます。海外の仮想通貨取引所でもNFTの取引が可能ですが、不安に思う方もいますので国内のCoincheck(コインチェック)などを利用しましょう。

NFTアートのメリット

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NFTアートのメリットについて以下の通り解説していきます。

メリット①:誰でも購入や販売が可能

NFTアートは、誰でも購入や販売ができます。売買が自由のため、自身で描いた絵やお気に入りの動画などに、ものすごい高値が付く可能性も十分あります。

インターネットから簡単にNFTアートを購入でき、販売もインターネット上でできるため、参入までの壁がありません。ただ、購入にはイーサリアムが必要なことやNFTという言葉が聞きなれない人がまだ多いため、取引に抵抗のある方もいます。

メリット②:改ざん不可で唯一無二の希少性と付加価値がある

NFTアートは、ブロックチェーン技術により改ざんが不可のため、希少性が高く唯一無二の価値があります。

インターネット上の画像は簡単にスクリーンショットなどで複製することができますが、NFTアートの場合は鑑定書や所有証明書がついているため、その情報までは複製できません。

また、NFTアートには付加価値が付きます。例えば、AさんがBさんに売ったNFTアートをBさんがCさんに売ったとします。この場合、BさんがCさんに売った手数料が所有者のAさんには自動的に振り込まれます。

NFTアートの作者が事前に流通量や手数料割合をプログラムできるため、売主のメリットが大きいのも特徴です。

メリット③:価値の上昇が期待できる

NFTアートを投資として見ている投資家も多く、投資対象として十分な可能性を秘めています。

NFTアートはデジタルコンテンツのため、破損や劣化、紛失などのリスクがありません。実物の絵画などは破損のリスクがありますが、NFTの場合は物理的な破損はあり得ません。つまり、NFTアートは破損や劣化の心配がない資産となります。

実物の資産に勝るNFTアート独自の大きなメリットといえます。

NFTアートのデメリット

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NFTアートのデメリットについて以下の通り解説していきます。

デメリット①:法整備が追い付いていない

NFTアートの話題が出始めたのが、2021年からと最近のため、取引に関することや購入者の権利などまだまだ不明確の部分が多いです。

保有権や著作権などあいまいですが、これから整備されてくることが予想されますので、NFTアート取引をお考えの方は、取引前にしっかりとルールを確認しておきましょう。

デメリット②:価格変動が激しい

NFT市場の規模は、益々加速されることが予想されているため、激しい価格変動が起こる可能性があります。

NFTアートを投資対象としている人も少なくないため、価格変動により激しく価格が下がることも念頭に置いておきましょう。いざという時に備えて投資対象は、NFTアート一本ではなく、仮想通貨や株、FXなど多岐に分散させると安心です。

価格変動により、価格が下がるというデメリットがありますが、反対に価格が上がる可能性もあるため、情報を素早くキャッチするためにもアンテナを張っておきましょう。

まとめ:NFTアートは将来性が高く市場の伸びが期待されている!

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ここまで、NFTアートの詳細や仕組み、メリットやデメリットについて解説してきましたがいかがだったでしょうか?このページの要点は以下になります。

  • NFTアートは画像や映像などのデジタルコンテンツである
  • NFTアートは誰でも売買できる
  • 唯一無二の希少性があり本物と偽物を区別できる
  • 将来性が高く投資の対象としてのポテンシャルが高い
  • NFTアートの市場規模は拡大中である

NFTアートは、まだ話題になり始めて日が浅いため誰でも参入してチャンスを掴むことができます。画像や動画だけでなく、TwitterのツイートなどさまざまなものをNFTアートとして売買が可能です。

仮想通貨取引所へのアカウント登録が必要ですが、NFTアートが気になる方はぜひチャレンジしてみて下さいね。

この記事を書いた人

スマキャン編集部