仮想通貨の暴落はなぜ起きた?理由と対策を解説!

2022年7月2日現在、ビットコインの価格は、1BTC=260万円台で推移しています。2021年11月には最高値の777万円まで高騰しましたが、今では1/3にまで大暴落しています。

「仮想通貨が暴落した理由は?」

「仮想通貨暴落への対策はあるのか?」

「暴落した今が買い時?」

など、今回は仮想通貨が暴落した理由や対策及び「大暴落が起きた今が買い時なのか」などについて解説していきます。仮想通貨が暴落した理由が知りたい方や対策したい方は、ぜひご参考ください。

2022年に仮想通貨・ビットコインが暴落した3つの理由

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実は、これまでの歴史を振り返ると、ビットコインの暴落は何度も起きています。大暴落と急上昇を繰り返しています。2022年に入ってから仮想通貨が大暴落を起こした理由について以下の2点にまとめましたので、ご参考ください。

理由①:金融引き締め(利上げ)

ビットコインなどの仮想通貨全体の相場の押し上げは、世界的な金融緩和が要因ですが、2021年11月に金融引き締めに局面が変わりました。

金融引き締めは、アメリカの連邦準備制度理事会(FRB)が見せた動きで、これまで大量に供給されていた資金が引き上げられています。金融引き締めの影響により、株式の急落と共に仮想通貨も暴落しています。

アメリカのインフレやコロナによる混乱、ウクライナ情勢などさまざまな要因が仮想通貨暴落の原因となっています。

理由②:時価総額ランキング上位のテラ(LUNA)が99%以上の大暴落

2022年5月に仮想通貨の時価総額ランキング上位のテラ(LUNA)が、数日で99%以上の大暴落を起こしました。原因は、テラの決済システムを活用したステーブルコインのTerraUSD(UST)が下落したからです。

TerraUSDは、米ドルと連動又は固定するように設計されていますが、米ドルよりも価格が下方向になったことで、世界中からTerraUSDに関する不安が現れ、一気に売却が進みました。

これにより、テラの資産価値はゼロに等しい状態までになります。時価総額トップクラスのTerraUSDの崩壊により、仮想通貨市場全体に不安が広がり、仮想通貨市場全体の暴落に繋がっています。

仮想通貨が暴落した時の対策

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仮想通貨の暴落はまだ続くことが予想されていますが、今後の暴落に備えてこれからできる対策について、以下の3点を解説します。ぜひご参考ください。

対策①:NFTアートへの投資分散

ビットコインだけでなく、イーサリアムなどのNFT関連の銘柄も下落が進んでいるためこの機会に安くNFTアートを購入できる可能性が高いです。

NFTアートはまだ市場が始まって間もなく、これから伸びしろに期待されているため、この機にNFTアート投資への参入を視野に入れてもいいでしょう。

NFTアートについては、以下記事をご参考ください。

NFTアートとは?仕組みや将来性及びメリットやデメリットも徹底解説!

対策②:損切り基準を決める

損切りとは、保有している仮想通貨を売却して損失を確定されることです。

例えば、「価格が30%下がったら損切りしよう」などの基準を決めることで、損失額の増加を防ぐことができます。

損切りして、損失を確定させるのも嫌ですが、それ以上に暴落を続ける仮想通貨をいつまでも保有している方がリスクが大きいです。

対策③:投資額を抑える

無理な投資は大きな損失にもつながるため、市場相場が安定するまで投資額を抑えるのも有効でしょう。

保有している仮想通貨を現金化し、別の投資へとまわすのも一つの方法です。

それから、海外の仮想通貨取引所であれば、レンディングサービス(暗号資産を預けることにより利益を数%得られる)に対応しているところも多いため、うまく活用するのも視野に入れましょう。

仮想通貨が暴落した時は買い時?

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仮想通貨の暴落が起きると「暴落した今が買い時なのでは?」と考える人も少なくありません。暴落が起きた時に仮想通貨を買う場合は、注意が必要です。

注意点は、以下の3つです。

草コインは慎重に選ぶ

草コインとは、時価総額が低い仮想通貨です。ビットコイン以外の仮想通貨をアルトコインと言いますが、そのアルトコインの中でも全く知名度が無く、流通も少ない銘柄を総称して草コインと呼びます。

1円以下で買える草コインもあるほどです。安く買って将来の高騰に期待するパターンですが、注意が必要です。

草コインもある程度慎重に選ばないと、お金を捨ててるのと一緒なので、注意しましょう。(詐欺コインも混ざっているため)安い草コインを一点集中で購入するよりも複数の草コインに分散して購入した方がリスクは減らせます。

ただ、「この草コインは絶対上がる!」と自信があるものに関しては、大量購入及び長期保有もいいでしょう。

将来性を検討して銘柄を選ぶ

将来性が高い銘柄を長期保有することで、価格の上り幅に応じて利益を取る方法も有効とされます。いわゆるガチホと呼ばれ、多くの仮想通貨投資を行っている方がしている手法の一つです。

将来性の高い銘柄をすぐ見つけることができればいいのですが、中々見つけられない時もあります。仮想通貨情報の配信者や自身の尊敬している投資家の方や好きな方が発信している情報を逃さず仕入れましょう。

また、仮想通貨に関するネットニュースやコラムも多くあるため、情報を仕入れて将来性がある銘柄を見つけるのに役立てられます。

価格変動が小さい銘柄を見つける

仮想通貨の暴落により市場が安定しない場合は、価格変動率(ボラティリティ)が小さい銘柄を見つけましょう。ボラティリティが低いということは、それだけリスクを抑えられます。

また、時価総額が高く、活用の場が多い銘柄を選択することでも安心できます。

仮想通貨・ビットコインが今後も暴落する可能性は?

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現状のアメリカの金融政策状況や世界的なインフレなどを考えると、仮想通貨・ビットコインにとってはまだ厳しい状態が続くことが予想されています。

実際、「仮想通貨冬の時代はまだ当面続く」という業界関係者も多くいます。

2022年秋~冬以降は、アメリカの中間選挙(11月)があるため、このまま株式市場の下落が続けば現バイデン大統領にとって不利に働くでしょう。そうならないためにも、インフレを収束に向かわせる必要があります。大事になってくるのが、8月~9月と予想されています。

世界的な決済手段としての普及や仮想通貨市場への参入増加など、ビットコインの需要は確実に増えているため、今後何らかのきっかけで相場が再高騰する可能性も十分にあるでしょう。

まとめ:仮想通貨の暴落はまだ続くと予想されるのでスマキャンで対策を!

ここまで、仮想通貨の暴落について、暴落の理由や対策、買い時や今後の暴落の可能性などについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

このーページの要点は、以下になります。

  • 仮想通貨の暴落理由はアメリカの金融引き締めが大きな原因
  • テラ(LUNA)の大暴落により仮想通貨市場全体の下落に影響
  • 仮想通貨の暴落への対策は投資額を抑えることも有効
  • NFTアートが安く購入できる可能性が高いためNFTアート投資に参入するのも一つの手
  • 暴落した今に仮想通貨を購入するならボラティリティが小さい銘柄を選択する

仮想通貨・ビットコインは、これまでに数度大暴落と高騰を繰り返しています。今後も高騰するだろうと判断することは難しいですが、確実にビットコインの需要が増えているのは確かです。

投資にはリスクはつきものですが、損失を最小限に抑え分散することでリスクも減らせるでしょう。日々仮想通貨に関する情報を仕入れて値動きや今後の予想を立てながら立ち回りましょう。

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この記事を書いた人

スマキャン編集部